X-E1 + Carl Zeiss Tessar 4cm f2.7


1927年製造のTessar 4cm f2.7を適当なヘリコイドへと固定し試写を行いました。
作例はすべて開放、カメラはFujifilmのX-E1です。


Carl Zeiss Biotar 3.5cm f2
X-E1 3:2 PROVIA

晴天の屋外で、メッキの配管にピントを合わせて。
強い日差しを眩しいほどに反射していたのですが、フレアっぽくならずに撮影することが出来ました。ノンコートレンズですが逆光耐性は良さそうです。
35mmフィルム用レンズですので、APS-Cでケラレはなく周辺減光も目立ちません。


Carl Zeiss Biotar 3.5cm f2
X-E1 3:2 PROVIA

曇りの早朝、猫にピントを合わせて。
ピント部は際立ってシャープというほどではありませんが、通常の使用では十分なほど解像しています。 コントラストは低めで全体的にはあっさりとした発色です。
背景のボケはざわついており好みが別れそうです。


Carl Zeiss Biotar 3.5cm f2
X-E1 3:2 PROVIA

最後に夜の国道沿い、電柱にピントを合わせて。
日中は全く問題無かったものの、暗所の撮影ではもう少し明るいレンズが欲しい所です。
背景のネオンの光が、中心から離れるほどに細く延びていくことがわかります。

製造から80年以上経過したレンズですが、予想以上にの写りに驚かされました。

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