NEX-3 + Kern Macro Switar 50mm f1.4


KernのMacro Switar 50mm f1.4は優れた接写能力と美しいボケ味が特徴のレンズで、マイクロフォーサーズとの組み合わせではとても良い描写を見せてくれました。APS-CフォーマットのNEXとの相性はどうでしょうか?


NEX-3 3:2

まずは接写での一枚。
マイクロフォーサーズよりもセンサーの大きさ分広く写していますが、周囲にはっきりとしたケラレは発生していません。

被写界深度がとても薄くピント合わせは難しいものの、背景のボケはとても綺麗です。


NEX-3 3:2

九品仏にある浄真寺の本堂内にて。
夕刻の薄暗い堂内での撮影だったのですが、f1.4の開放値のおかげで容易に手持ち撮影が出来ました。
開放ではピント部も優しい描写をしますが、仏具の質感をよく表現してくれています。

次は絞っての作例です。


NEX-3 3:2 f2.8

こちらも浄真寺敷地内での一枚。
f2.8でも背景のボケは綺麗で、とても柔らかい印象です。


NEX-3 3:2 f2.8

秋晴れの空と鉄柱を。
空を撮影するとレンズの光量落ちが良く分かりますが、四隅が少々落ちる程度に収まってくれています。16mmフィルム用レンズとは思えないイメージサークルの大きさです。
こちらもピント部はとてもシャープで、鉄柱に貼ってあるシールの数字まで容易に読むことが出来ます。


NEX-3 3:2 f2.8

逆行での一枚。
開放では全体的にフレアがかる様なシチュエーションですが、絞ったことでかなり軽減されています。
ピント部の傘では強い反射で少々滲みがありますが、ビニールの色も飛ぶこと無く見事に再現してくれています。


スイターシリーズの描写が好みの方には、是非一度ご使用いただきたいレンズです。

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