X-E1 + Taylor Hobson Cooke Panchrotal 2.8inch f2.3

Cooke Panchrotal 2.8inch f2.3

マイクロフォーサーズとの組み合わせでは素直な描写を見せてくれたCooke Panchrotal 2.8inch f2.3ですが、X-E1との組み合わせはどうでしょうか?

程良い大きさで、取り付けた際のバランスは良好です。


Cooke Panchrotal 2.8inch f2.3
X-E1 3:2 PROVIA

まずは神社の水口を最短開放で。
ライカマウントに改造されるほどにイメージサークルが大きいレンズですが、純正状態ではマウント部の内径が小さく少々ケラれている様です。

この作例ではその影響で四隅に減光が目立ちますが、中心部が際立つ迫力のある描写となっています。
ピント部の質感も見事です。


Cooke Panchrotal 2.8inch f2.3
X-E1 3:2 PROVIA

晴天に咲くひまわりを開放で。
強烈な日差しの中の撮影だったのですが、見た目と同様の鮮やかな黄色を粘り強く再現してくれました。
滲みも目立たず背景のボケも自然で、まるで現行のレンズで撮影したかのようです。


Cooke Panchrotal 2.8inch f2.3
X-E1 3:2 PROVIA

こちらも開放での一枚。
135判で使用すると大きな糸巻き型の歪曲が見られますが、APS-Cではある程度の範囲に収まってくれています。

このような距離でも前後ボケにざわざわとした乱れが無く、 発色も良いです。


Cooke Panchrotal 2.8inch f2.3
X-E1 3:2 PROVIA

最後に夜に開放で。
背景の照明の影響も受けず、おしゃれな看板をシャープに映し出してくれました。とても良い雰囲気の写りです。

マウント部のケラレはあるものの、APS-Cでも鮮やかな発色と落ち着いたボケ味を堪能することが出来ました。人気があるもの納得です。

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