TaylorHobsonのCマウントレンズの中で、グルグルボケレンズとして人気高いのがCooke Kinic 1inch f1.5です。
このレンズにはノンコーティングの前期型とコーティングの施された後期型があり、外観形状も大きく異なります。
このレンズにはノンコーティングの前期型とコーティングの施された後期型があり、外観形状も大きく異なります。
写りの差がどの程度なのかという疑問を解消するために双方の比較を行ってみました。
作例はすべてGH1 4:3 開放 ホワイトバランスは晴天に設定して撮影です。
作例はすべてGH1 4:3 開放 ホワイトバランスは晴天に設定して撮影です。
前期型
後期型
最短撮影距離が双方のレンズで異なりますので、被写体から約60cm離れた位置からの撮影です。
全体的な印象としては、前期型が少々青みが強く後期型は黄色が強いです。
前期型は全体的に暗めに感じますが、背景のオレンジ色の遊具の色味はよく再現してくれています。
ボケの雰囲気は双方よく似ています。
ピント中心部の拡大してみましょう。
全体的な印象としては、前期型が少々青みが強く後期型は黄色が強いです。
前期型は全体的に暗めに感じますが、背景のオレンジ色の遊具の色味はよく再現してくれています。
ボケの雰囲気は双方よく似ています。
ピント中心部の拡大してみましょう。
前期型 後期型
全体画像では少々印象の異なった写りでしたが、ピント中心部は色味もシャープさも大差無い様です。
前期型
後期型
こちらも若干の色味の差があり、前期型が青く、後期型が黄色く感じます。
開放での撮影の為双方少々の滲みがありますが、やはり前期型のほうが滲みが多くオールドレンズ的な写りとなっています。
この比較では四隅のボケに大きな差が見られます。右上部分を拡大してみましょう。
開放での撮影の為双方少々の滲みがありますが、やはり前期型のほうが滲みが多くオールドレンズ的な写りとなっています。
この比較では四隅のボケに大きな差が見られます。右上部分を拡大してみましょう。
前期型 後期型
こちらをごらんいただければわかるように、前期型では楕円に伸びていたの光が後期型では四隅引っ張られた様な形状になっています。
以上の様に、同じ銘柄のレンズでも年式や仕様によって写りの差があものが存在します。
CookeKinicでは色味や周辺のボケに前後期の差が出ていましたので、好みのタイプをお探しいただくのが良いかもしれません。
CookeKinicでは色味や周辺のボケに前後期の差が出ていましたので、好みのタイプをお探しいただくのが良いかもしれません。
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