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Schneider Xenon 100mm f2 ( Arri-Stdマウント )

Schneider Xenon 100mm f2

Schneider社のArriflex用レンズは、性能の割に比較的安価で流通しているものが多く、コストパフォーマンスが高い事で知られています。しかし、このXenon 100mm f2はEOSマウントなどへの改造ベースとして人気があり、少々手に入れ辛い価格設定になっています。

年代により仕様が異なる絞り羽ですが、本レンズは16枚の円形絞が採用されています。

今回はオリンパスのマイクロフォーサーズ機、E-M5での作例をご覧ください。


Schneider Xenon 100mm f2
E-M5 3:2

まずは最短開放での一枚。
ピントリングの刻印は5feetからのスタートですが、マイクロフォーサーズ機では35mm換算で200mmの望遠レンズとして使用できますので、十分寄れている印象です。

開放でも被写界深度がそれなりに確保されており、ピント合わせはし易いです。


Schneider Xenon 100mm f2
E-M5 3:2

こちらも開放での一枚。
開放から十分な解像力があり、発色も良く前後のボケも美しいです。



Schneider Xenon 100mm f2
E-M5 3:2

最後に数m離れた自転車にピントを合わせて。
これも開放での撮影ですが、被写界深度が深くシャープな描写となりました。

重量のあるレンズですが、縦グリップを取り付けたE-M5との組み合わせは中々です。


X-E1の作例はコチラ

Schneider Cinegon 10mm f1.8 ( Cマウント )

Schneider Cinegon 10mm f1.8

Schneider社の広角Cマウントレンズ、Cinegon 10mm f1.8です。 同時期に製造されたXenon 50mm f2と外観形状が統一されていることがわかります。

16mmフィルム用の広角レンズはマイクロフォーサーズフォーマットではケラれる事が多いですが、本レンズはどうでしょうか?


Schneider Cinegon 10mm f1.8
GH1 1:1

まずはアスペクト比1:1での一枚。
1:1はマイクロフォーサーズのセンサーサイズの基準となっている4:3から左右をトリミングしたものですが、円形のケラレが残っています。イメージサークルは小さいようです。


Schneider Cinegon 10mm f1.8
Super16サイズ

上画像をSuper16のフィルムサイズ、12.52×7.41mmにトリミングしました。
四隅のケラレが目立ちますので、Super16と近いセンサーサイズを持つNikon1シリーズでの使用では好みが分かれると思います。


Schneider Cinegon 10mm f1.8
16mmサイズ

こちらはスタンダード16mmのフィルムサイズ、10.26×7.49mmへのトリミングです。
本来使用する範囲ですのではっきりとしたケラレはありません。周辺減光が残っていますが、開放では仕方ないのかもしれませんね。
BolexやPentaxQシリーズでの使用が良いかもしれません。

Schneider Xenon 50mm f2 ( Cマウント )

Schneider  Xenon 50mm f2

シネカメラには、レンズ交換をスムーズに行う為に複数のレンズを取り付けられるものがあります。Cマウントを採用しているカメラでは、Bolexやfilmoが有名です。
その為同じメーカーのレンズでは、焦点距離の異なっていても操作感が変わらない様に設計されているものがあります。

Schneider社のXenon 50mm f2も、同年代のXenon 25mm f1.4同じ形状の絞りリング、ピントリングを持っています。

それでは、GH1開放での作例をご覧ください。


Schneider  Xenon 50mm f2
GH1 3:2

まずは最短撮影距離、約60cmでキバナコスモスを。
接写時はマイクロフォーサーズでも十分なボケ量があり、幻想的な描写を楽しむ事ができます。
ピント部は開放からとてもシャープです。


Schneider  Xenon 50mm f2
GH1 3:2

少し離れて狛犬を。
強い日射しの当たっている為反射部に若干の滲みが見られますが、全体的には締まりのある描写です。


Schneider  Xenon 50mm f2
GH1 3:2

最後にボケの雰囲気が分かりやすい樹木の葉を。
中心部から離れるにつれて徐々に光の形状が歪んでいきます。25mm f1.4とよく似たボケ味です。

操作感も去ることながら、描写にも統一感が出るように設計されているのかもしれませんね。


Schneider Xenon 25mm f1.4 ( Cマウント )

Schneider  Xenon 25mm f1.4

Schneider社は1920年代からCマウントレンズを製造しており、25mmクラスだけでも様々な開放値のもの存在しています。

今回ご紹介するのはf1.4ですが、後玉の周辺形状がArriflexCineXenon 25mm f1.4と酷似しており、同じ光学系を使用しているように見えます。
クロームメッキのコンパクトボディからは、どのような描写を見せてくれるのでしょうか?

使用カメラはGH1、すべて開放での作例をご覧ください。


Schneider  Xenon 25mm f1.4
GH1 3:2

最短撮影距離でキバナコスモスを。
コンパクトながらヘリコイドの移動量は確保してあり、レンズ先端から約35cmまでの接写が可能です。
ピント部はシャープで、拡大すれば花の細部まで確認できます。

描写の傾向もArriflexCineXenonとよく似ています。


Schneider  Xenon 25mm f1.4
GH1 3:2

少し離れて神社の石像を。
16mmフィルム用レンズですので、マイクロフォーサーズの使用では周囲に口径食が目立ちますが、グルグルボケというほどではありません。
四隅に減光<は見られるものの、Xenon 25mm f1.5と比べるとずいぶん優秀です。


Schneider  Xenon 25mm f1.4
GH1 3:2 f8

最後にf8に絞っての一枚を。
絞って撮影すれば全域で非常にシャープとなり、周辺減光も目立たなくなります。

ケラレが気になるマイクロフォーサーズユーザーにオススメのレンズです。


Schneider Tele Xenar 75mm f3.8 ( Cマウント )

Schneider Tele Xenar 75mm f3.8

SchneiderのTele Xenar75mm f3.8は、 開放値を抑えたおかげかとてもコンパクトサイズの望遠Cマウントレンズです。

f3.8という控えめな開放値ですが、とても上質な描写を提供してくれます。


Schneider Tele Xenar 75mm f3.8
GH1 3:2

まずは最短の作例から。
コンパクトながら十分なヘリコイドの移動量を確保しており、かなり寄った印象の撮影が可能です。
開放からとてもシャープで、色味も鮮やかです。


Schneider Tele Xenar 75mm f3.8
GH1 3:2

数メートル離れた自転車のハンドルにピントを合わせて。
イメージサークルは大きく、マイクロフォーサーズもフルカバーしており、目立つ歪曲もありません。
ピント部は色の滲み等無くとてもシャープです。

今回試写したのは借用レンズだったのですが、所有していれば積極的に持ち歩きたいレンズです。

X-E1 + Schneider Cine Xenon 50mm f2

Schneider Cine Xenon 50mm f2

機能に細やかな配慮が光るSchneiderのCineXenon 50mm f2ですが、特殊な配列のセンサーを持つX-E1との組み合わせではどの様な描写を見せてくれるのでしょうか?


Schneider Cine Xenon 50mm f2
X-E1 3:2 PROVIA

最短開放での一枚。
とても鮮やかな花ですが、見た目通りの色味を再現しています。開放にも関わらず滲みは目立ちません。
ピント部がとてもシャープで、花の細かい構造まで確認することが出来ます。


Schneider Cine Xenon 50mm f2
X-E1 3:2 PROVIA

少々離れた石柱を開放で。
こちらも日光が当たっていますが、滲みは目立ちません。
背景のボケは比較的自然ですが、中心部から離れるほどに口径食が大きくなります。


Schneider Cine Xenon 50mm f2
X-E1 3:2 PROVIA

最後に数メートル離れた橋の突起部にピントを合わせて。
歪曲収差が目立たず、気持ちの良い奥行き感を楽しむことが出来ます。

前後ボケも自然で、周辺光量落ちも目立ちません。

1960年頃に製造されたレンズですが、シャープで発色も良く、年式を感じさせない写りを楽しむことが出来ました。

Schneider Cine Xenon 50mm f2 ( Arriflex STDマウント )


ArriflexマウントのシネレンズではZeissやCookeが人気ですが、流通量ではSchneiderも負けてはいません。
16mm用、35mm用どちらも豊富な焦点距離があり、名称もXenon、CineXenon、ArriflexCineXenonなど様々です。このCineXenon50mm f2はArriflexスタンダードマウントのレンズです。

ピントリングがマウント部と別体の直進ヘリコイドが採用されておりスムーズなピント合わせが可能となっていますが、絞りリングにも便利な機能が搭載されているのです。

 

絞りにクリックが付いていると希望の数値に瞬時にあわせることが可能ですが、クリック無しならばズムーズな開閉が可能です。
当レンズではレバーでクリック有り無しを切り替えることが可能となっており、画像のAがクリック有り、Eがクリック無しです。



絞り羽の動きも特徴的です。普通の虹彩絞りは最後まで絞っても小さな穴が残りますが、本レンズは絞り込むと羽の一枚が穴を塞ぎ、完全な暗転が可能です。
クリック無しで絞り込めば自然なフェードアウトを撮影できるというわけです。


X-E1の作例はコチラ

Schneider Arriflex Cine Xenon 25mm f1.4 ( Arri-Stdマウント )

Schneider Arriflex Cine Xenon 25mm f1.4

SchneiderのArriflexCineXenon 25mm f1.4は16mmフィルム用レンズです。
Arriflex用レンズには35mm用と16mm用が存在しており、16mm用は比較的安価で取引されています。
マイクロフォーサーズでは使用し易い物もあり、25mmクラスは狙い目です。


Schneider Arriflex Cine Xenon 25mm f1.4
E-P1 4:3

最短撮影距離、約25cmでの一枚。
ピント部が非常にシャープで、背景のボケも自然です。


Schneider Arriflex Cine Xenon 25mm f1.4
E-P1 4:3

被写体まで約80cmほどでの撮影。
最短との作例と異なり、四隅にケラレが目立ちます。Arriマウント特有の大き目のフードが写り込んでいるようです。16mmフィルム用レンズですので仕方ありませんね。
ケラレの気になる方は、アスペクト比の変更やPanasonic機のEX光学ズームの使用が良いかもしれません。

NEX-3 + Schneider Xenon 25mm f2


Cマウントレンズは16mmフィルムに合わせた設計がされているため、25mm以下焦点距離ではマイクロフォーサーズフォーマットでもケラレが発生するものが多いです。
しかし、年式の古いものはイメージサークルに余裕を持って設計されていることが多く、NEXのAPS-Cフォーマットでもケラレないレンズもあります。

Schneiderの1928年製のCマウントレンズ、Xenon 25mm f2はどうでしょうか?


Schneider Xenon 25mm
NEX-3 3:2

まずは早朝、開放にて撮影。
上下に光量落ちが確認できますが、はっきりとしたケラレは出ていません。ボケ味も自然で、マイクロフォーサーズの使用時とでもあまり印象は変わりません。


Schneider Xenon 25mm
NEX-3 3:2 f4

数段絞って撮影すれば光量落ちも目立たなくなります。
四隅に少々残るものの、この程度ならばAPS-Cでも使用し易いです。


Schneider Xenon 25mm
NEX-3 3:2

NEXで使用して際は35mm換算で1.5倍となり、37.5mmの準広角レンズとして使用できます。
APS-Cフォーマットでも歪曲収差があまり目立たないので、気持ちの良い広がりを楽しむことが出来ます。とても80年前のレンズとは思えませんね。

これだけ普通に撮影できるのであれば、マイクロフォーサーズよりもAPS-Cでの使用に適していると言えるかもしれません。

Schneider Xenon 25mm f2 ( Cマウント )


Schneider社の非常に古いCマウントレンズ、Xenon 25mm f2です。

黒塗装の外観や刻印の書体が古さをかもし出していますが、後玉周辺に刻印されたシリアルナンバーから1928年製造ということがわかります。
白黒フィルムで使用されていた80余年前のレンズは、デジタルカメラでどの様な写りを見せてくれるのでしょうか?


GH1 3:2

最短撮影距離での一枚。
ずいぶんと余裕のある設計で、長めの純正フードを使用してもマイクロフォーサーズでケラレが発生しません。
背景では葉の一枚一枚が粒状となっており、ざわざわした雰囲気があります。

曇天では赤みの強いこってりとした発色をしてくれました。


GH1 3:2

晴天時遠距離側での一枚
さわやかな青みと少々の滲みが発生しており、優しい印象の写りとなりました。歪曲収差も少なく、前ボケも自然です。
ノンコーティングレンズなのでフードは必須ですが、この雰囲気ならば持ち出しがいもありそうです。

開放から十分使用できるレンズです。


NEXでの作例はコチラ

Schneider Xenon 25mm f1.5 ( Cマウント )

Schneider Xenon 25mm f1.5

SchneiderのXenon 25mm(2.5cm) f1.5は同社で長年生産されていたレンズですが、年代によりメッキや外観形状が異なります。
このレンズは真鍮メッキと黒塗装の筐体が歴史を感じさせてくれますが、シリアルナンバーを調べたところ、1930年より以前に製造されたものとの事でした。焦点距離の表記はcmでレンズはノンコートです。


Schneider Xenon 25mm f1.5
GH1 4:3

最短撮影距離は0.5mです。かなり天気が悪い状態で撮影したのですが、ノンコートと思えない発色です。
最短での撮影では被写界深度が浅く、上の作例でも鼻にピントを合わせた結果、目がボケてしまっています。


Schneider Xenon 25mm f1.5
GH1 4:3

遠距離にピントを合わせて。
イメージサークルが小さめでマイクロフォーサーズ機での使用ではケラレが気になるものの、前ボケはあまり癖が無いようです。
筐体が長く、レンズが奥まっているのがケラレの原因となっているようですが、絞りやピントリングの位置に余裕があり操作感はとても良いです。


Schneider Xenon 25mm f1.5

こちらは1950年代中盤のモデルです。
クロームメッキとローレット形状が美しく、50数年前に製造されたとは思えないほど洗練された外観をしています。

焦点距離はmm表記、レンズもコーティングが施されており上の戦前物とは大きく印象が異なります。


Schneider Xenon 25mm f1.5
GH1 4:3

戦前物はコントラストが少々低めだったのですが、このレンズコントラストが高くパキッとした写りです。ピント部は非常にシャープです。
ボケも落ち着いた感じで、うまくコントロールされているようです。


Schneider Xenon 25mm f1.5
GH1 4:3

2mほど離れた被写体にピントをあわせて。
日光が強く当たっていたのですが、滲みや白とび等なく見た目どおりに再現してくれています。
歪曲収差も目立たず、直線が目立つ箇所でも問題なく撮影できます。

四隅に光量落ちがありますが、色ノリやボケ、シャープネス等高年式のレンズといった印象のレンズです。


Xenonはボディ形状、コーティングなど、年式により様々仕様チョイスが出来るので、好みによって選ぶと良いと思います。


Schneider Xenon 16mm f1.9 ( Cマウント )

Schneider Xenon 16mm f1.9

Schneider社の広角Cマウントレンズ、Xenon 16mm f1.9です。
シリアルナンバーから1948年頃製造されたという事がわかります。Schneider社では現在もCマウントレンズの生産をしていますので、様々な仕様、焦点距離のものが存在しています。


Schneider Xenon 16mm f1.9
E-P1 3:2

焦点距離16mmの広角レンズなので、マイクロフォーサーズでは大きくケラレが発生しています。
f1.9なのでピント部はなかなかシャープですが、彩度が低めでいかにもオールドレンズといった印象の写りです。


Schneider Xenon 16mm f1.9
E-P1 3:2

ヘリコイドの移動量が少なく、80cm程度までしか寄ることが出来ません。
接写したいときはエクステンションチューブが必須な様です。

Astro Belrin V.S.Gauss Tachar 25mm f2(Arri-Stdマウント)


Cマウントなどのシネレンズを調べていくと、高価で手に入れることが難しいレアなレンズが多数あります。HugoMeyerやDallmeyerがその代表格ですが、AstroBerlinも比較的手に入れるのが難しいレンズメーカーではないでしょうか?

先日親切な方に多数のArriマウントのレンズを試写させていただいたのですが、その中に唯一含まれていたAstroBerlinのレンズが、V.S.GaussTachar 25mm f2です。

16mmか35mmのどちらのフォーマット用かわかりませんが、非常にレアなレンズです。


V.S. Gauss Tachar 25mm f2
E-P1 4:3

16mm、35mmのどちらに対応したレンズかわかりませんが、マイクロフォーサーズフォーマットではケラレが発生しません。

同じ焦点距離のArriflex-Cine-Xenon25mm f1.4と比べると、全体的に淡い色味でやさしい写りです。


V.S. Gauss Tachar 25mm f2
L:Gauss Tachar 25mm f2      R:Arriflex-Cine-Xenon 25mm f1.4

中心部を拡大して比較してみましょう。
やはりCine-Xenonと比べると軟調な柔らかい描写となっています。花びらの前ボケ部分に若干の滲みが特徴的です。


V.S. Gauss Tachar 25mm f2
L:Gauss Tachar 25mm f2     R:Arriflex-Cine-Xenon 25mm f1.4


別の部分の拡大画像です。Cine-Xenonはとろけたボケ味ですが、GaussTacharは背景の光が粒状に残っており、葉のシルエットも残っています。

Cine-XenonはSwitar25mm f1.4のCタイプと良く似た特徴の写りでしたが、GaussTacharは一線を画す写りと言えそうです。

Schneider Serial Number

Schneider (転載元-Schneider-Kreuznach

  1925   100000
  1928   200000
  1932   500000
  1933   600000
  1934   700000
  1935   800000
  1936   900000
  1937   1200000 
  1938   1400000
  1939   1600000
  1942   1800000
  1948   2000000
  1950   2400000
  1954   4000000
  1959   6000000
  1965   9000000


Schneider社では以前は自社HPにてシリアルナンバーと製造年を公開していました。
Cマウントレンズでは戦前からXenonシリーズが製造されており、現在でもCCDカメラ用Xenoplanなどのラインナップがあります。
同じ名前のレンズでも製造年により様々なタイプが存在しており、仕様の違いを調べるのも楽しみの一つです。