X-E1 + Taylor Hobson Cooke Orthopan 24mm f2


アイモマウントのシネレンズ、Taylor Hobson Cooke Orthopan 24mm f2は情報が非常に少ない謎のレンズです。気になる写りを調べる為、簡易マウントを製作しAPS-CフォーマットのX-E1にて試写を行いました。すべて開放での作例をご覧ください。


 Taylor Hobson Cooke Orthopan 24mm f2
X-E1 3:2 PROVIA

まずは日差しの眩しい日中、湖畔のルドベキアを接写で。
ノンコートレンズには厳しい条件での撮影となりましたが、ピント部はシャープで発色も見た目に近い色味を捉えてくれました。周辺減光は目立ちますが、前後共に落ち着いたボケ味です。


 Taylor Hobson Cooke Orthopan 24mm f2
X-E1 3:2 PROVIA

風にたなびく暖簾を。
こちらの作例は一枚目と異なり、締まりのある現代的な写りとなりました。布の質感も見事で周囲の歪曲も目立ちません。この距離感でもボケ味にうるさい印象はありません。


 Taylor Hobson Cooke Orthopan 24mm f2
X-E1 3:2 PROVIA

大石宿、高倉神社での一枚。
10数mほど離れた階段にピントを合わせたのですが、前ボケにCマウントレンズなどでよく見られるに放射状のボケなどは見られません。


 Taylor Hobson Cooke Orthopan 24mm f2
中心部拡大

上の画像の中心部を等倍で切り出しました。
f2の開放ながらもピント部はかなりの解像力があることがわかります。これならば、APS-CはもちろんマイクロフォーサーズやNikon1など小さなフォーマットのカメラで使用しても良いかもしれません。
チャンスがあればSpeedPanchroとの比較も行ってみたいものです。


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